ちきぬたも応募しているTOKYO STARTUP GATEWAYのプレイベントがあったのでいってみた。
TOKYO STARTUP GATEWAY(略してTSG)とは、「東京」から世界を変える、アイデア・プラン段階の起業家をゼロから実際の起業まで支えるスタートアップコンテストだ。
今回のプレイベントは実際に起業している4名の若手起業家の話が聞け、懇親会でつながることができるものとなっていた。
その4名の起業家とは以下のとおり。
株式会社LOUPE 浅谷氏
・学校の先生向けポータルサイト「SENSEINOTE」を運営 ・ベネッセコーポレーションを退職後、Startup Weekend Tokyoで優勝したのを契機に、教育に変革を起こすウェブサービス「SENSEINOTE」の開発を開始。 https://senseinote.com/
NPO法人クロスフィールズ 小沼氏
・新興国「留職」プログラムを展開。 ・青年海外協力隊、マッキンゼーを経てNPOを設立。 http://crossfields.jp/
株式会社スペースマーケット 重松氏
・スペースを簡単に貸し借り出来るマーケットプレイススペースマーケット」を運営。 ・NTT東日本を経て、フォトクリエイトで上場を経験後、スペースマーケットを創業。 https://spacemarket.jp/ http://spacemarket.co.jp/
ライフスタイルアクセント株式会社 山田氏
・世界に誇るMade in Japanのファクトリーブランドを展開。 ・老舗婦人服店を経営する家系に生まれ、学生時代はGUCCIで修業、ソフトバンクグループ、ECサイト運営会社を経て起業 http://factelier.com/ http://www.lifestyleaccent.co.jp/
個人的に面白かったのが重松氏と山田氏だ。 対照的な二人のキャラクターと起業プロセスは、非常に参考となった。
山田氏は情熱が第一というスタイル。良い物をつくれば必ず売れるという信念のもと、厳しい状況でも壁を乗り越えてきた。本当に自分のやりたいことを貫くタイプ。 重松氏はビジネススキル先行型。本当にやりたいことというよりは、自身の経験、市況の状況、複数のビジネスアイデアから最適解を導き出し、スペースマーケットという事業で成功を目指す。
情熱をとるか、論理をとるかという感じだが、もちろんどちらが先行するにしても、自分が納得してどんな壁でも乗り越えられるという事業を選ぶことが大切であると感じた。
今回の4名の起業家は皆ある程度の会社員経験をしている方ばかりだ。社会という現実を知っているだけ、堅実かつ理にかなったビジネスをしている印象をもった。 社会人経験の浅い起業家のような身の丈に合わないような無茶がない、といったところだろうか。
なにより、今回のイベントは非常にためになったので、また同じような機会があったら積極的に参加してみたい。
ほらあなより愛をこめて ちきぬた
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なことposted with amazlet at 14.06.28磯崎 哲也
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