家入一真著「15歳から社長になれる。ぼくらの時代の起業入門」を読んだのでその書評を。
本書は中学生向けに書かれた「起業本」であるが、大人が読んでも起業をざっと俯瞰できるものとなっている。
起業を目指す人にとっては、「起業のハードルを下げる」という意味において、最も効果を発揮するだろう。
本書の冒頭部分「はじめに」において、著者の本書にメッセージが凝縮されている。
やりたいことがあるならやればいい。 今いる世界がつらいなら、 そこから全力で逃げ出して、 外の世界に飛び出しちゃえばいい。 今、起きていることの意味は、 あとからじゃないとわからない。 でも、生き続けていれば意味は見つかる。 だからまずは 目の間にあることから始めよう。
中学生くらいの人にとって、今の状況が「全て」のように思えてしまう。
本当の世界はそうではなくて、もっと広くて、必ず自分が活躍できるフィールドがあるということを示している。
また、後半の若手起業家たちに聞いてみたも面白い。
若手といっても「中学生」とか、そんなんで起業している事例を紹介している。
これを読めば、「起業って簡単なんだ」って心理的ハードルが大きく下がるとともに、「負けてられない」って健全な競争心も湧いて「行動」に移すことができる。
本当にちきぬたも、「家入案件」に入れてほしい。 いいアイデアあるんです。
起業を目指す人は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
ほらあなより愛をこめて ちきぬた
15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門 (よりみちパン!セ)posted with amazlet at 14.06.04イースト・プレス (2014-03-14)
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